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奥州市水沢黒石で「低緯度オーロラ」観測しました!

5月11日(土)21時41分から12日(日)3時3分にかけて、ふだんより低い緯度でみられる「低緯度オーロラ」が観測されました!

国立天文台 太陽観測科学プロジェクトによると、日本時間5月11日10:22に太陽で大規模な「太陽フレア」と呼ばれる爆発現象が発生しました。
その影響で「低緯度オーロラ」が日本各地で観測されました。
この珍しい現象を、イーハトーブ宇宙実践センター副理事長の酒井栄さんが写真に収めました。
酒井さんによると
「時間が経過して低緯度オーロラの位置が左右に変化していくのが撮影していて分かりました。5cm双眼鏡で何とか低緯度オーロラが確認できた時は、とても感激して見ました。2台のカメラ(20mmF4.0/50mmF2.8)で撮影にかかり薄明まで約6時間観測することができました。」

なかなか遭遇できない現象をどうぞご覧ください。

撮影&写真提供
イーハトーブ宇宙実践センター
副理事長 酒井 栄  さん
撮影場所:奥州市水沢黒石町長田地内

「太陽フレア」の詳細情報については、
国立天文台 太陽観測科学プロジェクト
をご覧ください。

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開館16周年記念講演会 総評

講 師:小林 秀行 氏
(国立天文台名誉教授・元国立天文台水沢VLBI観測所長)

開催日時: 令和6年4月21日(日)14:00~15:30

緯度観測所旧本館の移設問題と宇宙遊学館の経緯から水沢でのVERAプロジェクトの経緯、建設と天の川銀河の精密立体観測を
行った科学的な成果と意義、そして次の計画として国際協力プロジェクトのSKA(一平方キロメートル電波干渉計)について
説明を行った。講演会参加者は主に大人の方々でたいへん熱心に聞いてくれた。また多くの方々から質問を受けることができた。
緯度観測所で培った精密計測の伝統がVERAへと引き継がれ、その実績をもとに国際プロジェクトSKAに参加し、
緯度観測所・水沢VLBI観測所の独自性が発揮できることが理解してもらえたと思う。大人の方々が宇宙に関心を持ち、
国立天文台や水沢VLBI観測所を支えていることを改めて実感することができた。準備をしていただいた宇宙遊学館のスタッフに
感謝したい。

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イベント記事:開館16周年記念講演会

5月サンデースクール「太陽系の惑星-地球とどんな違いがあるかな?-」 »

5月サンデースクール「太陽系の惑星-地球とどんな違いがあるかな?-」

地球との違いに注目しながら、太陽系の惑星について学びます。
火星のペーパークラフトも作ります。

日 時:令和6年5月26日(日)14時30分~15時30分

対 象:小学生以上20人(低学年は保護者同伴)

会 場:奥州宇宙遊学館セミナー室

講 師:高梨 拓 さん
【イーハトーブサイエンススクールリーダーズ】

参加費:50円(材料代)
*別途入館料 大人300円・小中高校生150円が必要です。

※参加希望の方は、電話にてお申し込み下さい。