12月6日(日)午前2時頃、岩手県奥州市において『はやぶさ2』の観測に成功しました!どうぞご覧ください!
<12月25日追記>
「はやぶさ2地球帰還(フライバイ)を観測」(左右同じ写真)
右画像①:2020年12月6日(日曜)午前1時54分15秒(11.1s)
右画像②:2020年12月6日(日曜)午前1時54分42秒(9.5s)
撮影場所:酒井天体観測所(奥州市)
撮影者:酒井 栄氏(イーハトーブ宇宙実践センター理事)
撮影者の酒井栄氏より観測時のコメントをいたきました。
12月6日 予報位置に座標を入力して予報時間より約1分早めに
シャッターを前後6枚ほど撮影した中に「はやぶさ2」の軌跡が
写りました。
①の54分15秒の画像は淡くて最初確認できませんでしたが
再度見直したところ写りこんでいました。
奥州市在住の國定俊男さんへお願いして画像処理をして2枚重ねて
移動が分かる画像にしました。右から左に移動しています。
この時間帯は、距離約1.8万kmで移動量が非常に早くなるので
約10秒でカメラのシャッターを切っていました。
約予報通りの位置でしたが慌てていたのか多少望遠鏡の向きが
ずれていましたが視野のはしに何とか写りとても嬉しい限りです。
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<12月7日記事>
<画像A>「はやぶさ2おかえりキャンペーン観測」
撮影日:2020年12月6日(日曜)午前1時54分42秒
撮影場所:酒井天体観測所(奥州市)
撮影者:酒井 栄氏(イーハトーブ宇宙実践センター理事)
※画面左下に軌跡が見えています。
<画像B>「はやぶさ2おかえりキャンペーン観測拡大」
撮影日:2020年12月6日(日曜)午前1時54分42秒
撮影場所:酒井天体観測所(奥州市)
撮影者:酒井 栄氏(イーハトーブ宇宙実践センター理事)
当日は肉眼で観測できる明るさには達しません。
(12月6日2時の東京からは11.2等星と大変暗い明るさでです)
当日は、カシオペヤ座付近に観測できるチャンスがありましたが
月齢20.5の月明りがあり、空の雲の流れが速かった事もあり
この観測は高度な技術を必要とします。
撮影者の酒井栄氏より観測時のコメントをいたきました。
「あいにく5日(土)は、午後7時過ぎから雨が降っておりましたが車で待機して
空を見上げておりました。
6日(日)の午前1時過ぎから晴れ間が見えてきたので望遠鏡をセットして
座標を時間と度で入力して通過位置に望遠鏡を向けてモニターを眺めて
おりました。月明りの中でカメラのモニターに星が見えると画像を確認しながら
露出時間を調整して撮影しました。何とか撮影出来てうれしかったです。」
観測についての詳細は、日本公開天文台協会(JAPOS)ホームページ
でも紹介されています。こちらもご覧ください。