科学のお話 記事一覧

<2020秋>秋に見られる銀河や惑星達が勢ぞろい! »

秋に見られる銀河たちを紹介しています!

1枚目:「アンドロメダ星雲M31」
撮影日:2020年8月19日(水曜)23:29
撮影場所:酒井天体観測所(奥州市)
撮影者:酒井 栄氏(イーハトーブ宇宙実践センター理事)

2枚目:「三角座の渦巻き銀河M33」
撮影日:2020年8月24日(月曜)23:25
撮影場所:酒井天体観測所(奥州市)
撮影者:酒井 栄氏(イーハトーブ宇宙実践センター理事)

3枚目:「秋の星座と火星が地球に接近中~!」
撮影日:2020年8月24日(月曜)22:14
撮影場所:酒井天体観測所(奥州市)
撮影者:酒井 栄氏(イーハトーブ宇宙実践センター理事)
この日は奥州市で珍しい「黄道光」が見えていました!

4枚目:「火星」
撮影日:2020年10月18日(日) 19:30頃
撮影場所:奥州市水沢
撮影者:大江昌嗣(イーハトーブ宇宙実践センター 理事長、国立天文台名誉教授)
この日は大気が安定しており、地球に接近している火星の模様を見ることができました!

火星は赤く見え、10月6日(火曜)に地球に最接近をします。
また、火星は11月6日(金曜)頃までは、マイナス2等以上で明るく見えており現在が見ごろです!

火星再接近情報については、国立天文台ホームページでもご覧いただけます。
火星が地球に最接近(2020年10月)

ペルセウス座流星群が今年も見られました! »

ペルセウス座流星群2020

 

奥州市内では、ペルセウス座流星群の極大日時となる8月12日(水曜)
22時頃はあいにくの雨天となりましたが、翌13日(木曜)午前2時50分頃、
雲間が切れた月明りの中、流星群が見られました。

1枚目:「ペルセウス座流星群を観測成功」
撮影日:2020年8月13日(木曜)
撮影場所:岩手県奥州市黒石町長田地内
撮影者:酒井 栄氏(イーハトーブ宇宙実践センター理事)

2枚目:「ペルセウス座流星群出現~!」
撮影日:2020年8月13日(木曜)
撮影場所:岩手県奥州市黒石町長田地内
撮影者:酒井 栄氏(イーハトーブ宇宙実践センター理事)

下の写真は、北国の青森県で極大日時の頃に撮影された流星群です!

3枚目:「ペルセウス座流星群」
撮影日:2020年8月12日(水曜) 22時頃撮影
撮影場所:青森県小川原湖
撮影者:木村 隆氏(金ヶ崎町)

 

Q&A流星群と散在流星の違い

 

Q 下のペルセウス座流星群の写真は、流星はどちらから流れたでしょう?

­   ①左下から右上に流れた(ペルセウス座から広がって見えた)
­   ②右上から左下に流れた(ペルセウス座がある方へ流れた)

ヒント…カシオペヤ座の下隣りにペルセウス座があるよ。

A 正解は…①「ペルセウス座流星群」はペルセウス座の放射点を中心に広がる様に流星が流れます。
­     逆に、②右上から左下に流星が流れた場合は「散在流星」となります。

「ペルセウス座流星群を観測拡大写真」
撮影日:2020年8月13日(木曜) 午前3時頃撮影
撮影場所:岩手県奥州市黒石町長田地内
撮影者:酒井 栄氏(イーハトーブ宇宙実践センター理事)

ペルセウス座流星群情報につきましては、国立天文台ホームページ「ほしぞら情報(2020年8月)」
でもご覧いただけます。

ペルセウス座流星群が極大(2020年8月)

奥州市で「ネオワイズ彗星」(C/2020 F3 (NEOWISE))を見つけることが出来ました! »

2020年3月に発見された新彗星、ネオワイズ彗星(C/2020 F3 (NEOWISE))

 

奥州市内でも7月19日(日曜)20時過ぎにネオワイズ彗星を見つけることが出来ました。

上段左:「やつとネオワイズ彗星を観測(26cm) R2-7-19」
上段右:「やつとネオワイズ彗星を観測300mmで~!D R2-7-19」
2段目:「やつとネオワイズ彗星を観測 R2-7-191」

撮影日:2020年7月19日(日曜)
撮影場所:酒井天体観測所(奥州市)
撮影者:酒井 栄氏(イーハトーブ宇宙実践センター理事)

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4枚目、5枚目の写真:「ネオワイズ彗星」

撮影日:2020年7月19日(日曜)
撮影場所:「金ヶ崎町和光展望台」
撮影者:木村 隆氏(金ヶ崎町)

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6枚目の写真:「ネオワイズ彗星」

撮影日:2020年7月19日(日曜)
撮影場所:奥州市水沢
撮影者:岡野 友由氏(イーハトーブ宇宙実践センター会員)

この写真は、同じ日時に街明りがある住宅地から見たネオワイズ彗星です。
5枚目までの写真は街明りが少ない場所より撮影されました。
街明りの有無で、彗星の見え方が違って見えることが分かります。

ネオワイズ彗星の情報については、国立天文台ホームページ「ほしぞら情報(2020年7月)」
でもご覧いただけます。こちらもご覧ください。
(速報)ネオワイズ彗星が明るい(2020年7月)

”ブラックホール”を知ろう »

今年も恒例の「いわて銀河フェスタ2016」が来る8月20日(土)、いわて銀河フェスタ2016実行委員会
(国立天文台水沢VLBI観測所、奥州市、NPO法人イーハトーブ宇宙実践センター/奥州宇宙遊学館)の主催で
開催されます。今年のテーマは

“岩手発”宇宙の不思議にせまる
いわて銀河フェスタ2016
ブラックホール研究最前線
~重力波、VLBI、スパコンで解き明かす~

会場は、国立天文台水沢及び奥州宇宙遊学館です。

 

そこで、今回の科学トピックスは、「ブラックホール」を取り上げました。

目次

☆ブラックホールとは?

★見えないブラックホールをどうして見つけたのか?

☆X線天文学がブラックホールを見つけた

★なぜ光と同じ電磁波のX線がブラックホールから出られるのか?

☆ブラックホールと重力波

★ブラックホールであることの決め手は?

☆ブラックホール-の作り方

★ブラックホールに近づくとどうなる?

☆ホワイトホールはあるのか?

(中東重雄 記)

北国で見えた彗星 »

天文・宇宙科学などを広く市民や子供たちに親しんでもらうこと、また次世代の人材育成を目的として、2004年4月に、「イーハトーブ宇宙実践センター」がスタートしました。初めは任意団体でしたが、2006年3月にはNPO法人として認可を受け、また2008年4月には奥州市から「奥州宇宙遊学館」の指定管理者として委託されるなど、活動を進めてまいりました。近年は、この北上山地に国際リニア―コライダー「ILC」を迎えるための
学習と啓蒙、また理科学の基本を楽しんでいただく「サイエンス・スクール」の展開などを進めています。この
12年間、北国のこの地で市民の皆さんと一緒に見た彗星の数々、また直接見ることは出来なかったが写真の記録として納めることができた彗星を次にまとめてみました。

 

⇒ 北国で見えた彗星-2004年から2016年- (PDF)

(大江昌嗣 記)

オリオン座流星群を観察しよう! »

いつごろ見られる?

10月22日の午前8時ごろが極大(いっぱい流れ星が飛ぶタイミング)と予想されます。orionryu1

21日は月が23時半ごろには沈んでいるので、22日の明け方までが見ごろです。

22日でなくては見られない、と言うわけではないので前後2~3日の間も数は少ないですが見ることができると思います。

どこを見ればいい?

(さらに…)