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サイエンスカフェpage.76 総評 »

サイエンスカフェpage.76 総評

「能登半島地震を通してみる、日本周辺の地震のしくみ」
講 師:花田 英夫(奥州宇宙遊学館企画開発主幹)

開催日: 2025年2月16日(日)15:00~16:00

東北太平洋沖地震(東日本大震災)から15年たち、昨年は新年早々能登半島地震に襲われ、一方、「南海トラフ地震が今後30年に発生する確率」が年々高まっているとの報道が盛んになされています。そのような中、日本周辺の地震、とくに東北地方の地震について整理し、今までどのような地震が起こり、今後どのような地震に注意する必要があるかについて、地震学、プレートテクトニクスの基礎から始めて、最近のデータを紹介しながら、分かり易く解説したつもりです。私自身、昔に比べて、地震予知は別として、地震学の進歩を実感しました。昔は一つの地震のメカニズムを決めるのに手作業で数日かかっていたのが、最近では、地震観測網も充実し、コンピュータで小さい地震まで含めてその日のうちに結果が出るようになっています。地震予知までいかなくとも、緊急地震速報がさらに正確に、迅速に出されることを期待しています。

イベント記事:サイエンスカフェpage.76

土星食を観測しました〈2024年12月8日(日)〉! »

2024年12月8日(日)、16時45分から19時2分まで土星食を観測しました。

この様子を、イーハトーブ宇宙実践センター副理事長の酒井栄さんが写真に収めました。
「土星は、みずがめ座にいて一晩中見やすい時期でした。土星は、1.0等級ですが月が上弦で明るいので肉眼では、潜入・出現は見ることが出来ませんでした。現在土星の環は、傾きが小さくて棒のように見えています。これは、土星の環が15年周期で傾きが大きくなったり小さくなったり変化して見えるからです。」

次に土星食が観測できるのは、13年後(2037年)だそうです。

ほしぞら情報2024年12月
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2024/12-topics02.html

撮影&写真提供
イーハトーブ宇宙実践センター
副理事長 酒井 栄  さん
撮影場所:奥州市水沢黒石町長田地内

「紫金山・アトラス彗星」観測しました!! »

奥州市水沢黒石で「紫金山・アトラス彗星」観測しました!

10月12日(土)に「紫金山・アトラス彗星」を
イーハトーブ宇宙実践センター副理事長の酒井栄さんが写真に収めました。

今が見ごろです。

ほしぞら情報2024年10月
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2024/10-topics05.html

撮影&写真提供
イーハトーブ宇宙実践センター
副理事長 酒井 栄  さん
撮影場所:奥州市水沢黒石町長田地内

サイエンスカフェpage.74総評 »

サイエンスカフェpage.74 総評

「天の川銀河中心の巨大ブラックホール『いて座A*(エースター)』」
講 師:岩田 悠平 博士(国立天文台水沢VLBI観測所 特任助教)

開催日: 2024年8月18日(日)15:00~16:00

今回は、単なる私の趣味であるコーヒーの話をしながら精製方法の異なる二種類のコーヒーを
飲み比べてもらった後、いて座A*の最新研究について話しました。
研究についてはフェイスオンとエッジオンなど難しい内容もあったかと思いますが、
質問や感想を聞いているとみなさん理解度が高く、安心しました。
地球から最も近い巨大ブラックホールであるいて座A*でさえも、未解明なことが多くあることが
わかっていただけたのではないかと思います。また研究だけでなくコーヒーについても
好評のコメントを多くいただけたのでよかったです。

まだまだ他にも私が面白いと思う研究のネタや、紹介したいコーヒーもたくさんあるので、
また機会がありましたらよろしくお願いいたします。

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イベント記事:サイエンスカフェpage.74

サイエンスカフェpage.73 総評 »

サイエンスカフェpage.73 総評

「時計の歴史と腕時計の最新技術」
講 師:髙橋 正幸 さん
(シチズン時計マニュファクチャリング株式会社東北北上工場)

開催日: 2024年6月16日(日)15:00~16:00

この度はサイエンスカフェで、時計についてお話しする機会をいただきありがとうございました。
時計の歴史から最近の技術である電波時計についてお話しさせていただきましたが、皆さん熱心に
聞いてくださり楽しい時間を過ごすことができました。これを機会に時計について関心を持って
くだされば幸いです。

奥州宇宙遊学館のみなさんには不慣れなところを丁寧にサポート頂き大変助かりました。
た、奥州宇宙遊学館の皆さんとお話しさせていただき、その「星空愛」に心をうたれましたので、
今度、あらためてじっくり夜空を見てみたいと思いました。

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イベント記事:サイエンスカフェpage.73

「低緯度オーロラ」観測しました! »

奥州市水沢黒石で「低緯度オーロラ」観測しました!

5月11日(土)21時41分から12日(日)3時3分にかけて、ふだんより低い緯度でみられる「低緯度オーロラ」が観測されました!

国立天文台 太陽観測科学プロジェクトによると、日本時間5月11日10:22に太陽で大規模な「太陽フレア」と呼ばれる爆発現象が発生しました。
その影響で「低緯度オーロラ」が日本各地で観測されました。
この珍しい現象を、イーハトーブ宇宙実践センター副理事長の酒井栄さんが写真に収めました。
酒井さんによると
「時間が経過して低緯度オーロラの位置が左右に変化していくのが撮影していて分かりました。5cm双眼鏡で何とか低緯度オーロラが確認できた時は、とても感激して見ました。2台のカメラ(20mmF4.0/50mmF2.8)で撮影にかかり薄明まで約6時間観測することができました。」

なかなか遭遇できない現象をどうぞご覧ください。

撮影&写真提供
イーハトーブ宇宙実践センター
副理事長 酒井 栄  さん
撮影場所:奥州市水沢黒石町長田地内

「太陽フレア」の詳細情報については、
国立天文台 太陽観測科学プロジェクト
をご覧ください。

開館16周年記念講演会 総評 »

開館16周年記念講演会 総評

講 師:小林 秀行 氏
(国立天文台名誉教授・元国立天文台水沢VLBI観測所長)

開催日時: 令和6年4月21日(日)14:00~15:30

緯度観測所旧本館の移設問題と宇宙遊学館の経緯から水沢でのVERAプロジェクトの経緯、建設と天の川銀河の精密立体観測を
行った科学的な成果と意義、そして次の計画として国際協力プロジェクトのSKA(一平方キロメートル電波干渉計)について
説明を行った。講演会参加者は主に大人の方々でたいへん熱心に聞いてくれた。また多くの方々から質問を受けることができた。
緯度観測所で培った精密計測の伝統がVERAへと引き継がれ、その実績をもとに国際プロジェクトSKAに参加し、
緯度観測所・水沢VLBI観測所の独自性が発揮できることが理解してもらえたと思う。大人の方々が宇宙に関心を持ち、
国立天文台や水沢VLBI観測所を支えていることを改めて実感することができた。準備をしていただいた宇宙遊学館のスタッフに
感謝したい。

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イベント記事:開館16周年記念講演会