記事一覧

北国で見えた彗星 »

天文・宇宙科学などを広く市民や子供たちに親しんでもらうこと、また次世代の人材育成を目的として、2004年4月に、「イーハトーブ宇宙実践センター」がスタートしました。初めは任意団体でしたが、2006年3月にはNPO法人として認可を受け、また2008年4月には奥州市から「奥州宇宙遊学館」の指定管理者として委託されるなど、活動を進めてまいりました。近年は、この北上山地に国際リニア―コライダー「ILC」を迎えるための
学習と啓蒙、また理科学の基本を楽しんでいただく「サイエンス・スクール」の展開などを進めています。この
12年間、北国のこの地で市民の皆さんと一緒に見た彗星の数々、また直接見ることは出来なかったが写真の記録として納めることができた彗星を次にまとめてみました。

 

⇒ 北国で見えた彗星-2004年から2016年- (PDF)

(大江昌嗣 記)

緯度観測所の空 »

「緯度観測所」。現在の国立天文台水沢観測所です。中高年の人なら、水沢市民も近隣の人たちも、緯度観測所といって知らない人はいませんでした。観測所ができたのは、1899(明治32)年。世界共同の緯度観測が開始
され、岩手県水沢もその一つ。国際的な観測所の全体的な配置を考えた上での設置であり、「北緯39度8分」
という緯度が最初にあった訳ではありません。

 

⇒ 緯度観測所の空 (PDF)

(大江昌嗣 記)

宮沢賢治の大気循環への着想と緯度観測所の観測 »

宮沢賢治は、童話「風野又三郎」で、「大循環の話なら面白いけれどむずかしいよ。」と又三郎に言わせる。
東北にしばしば冷害をもたらした風であるが、風は日本だけのものではなく、地球を循環すること、また風には吹く法則があることを伝えようとしている。

⇒ 宮沢賢治の大気循環への着想と緯度観測所の観測 (PDF)

(大江昌嗣 記)

緯度観測所と国立天文台 »

奥州市水沢に世界の共同観測所として緯度観測所が設置されたのは1899年のことでした。1880年代に発見
された極運動(地球回転の乱れの一側面)の詳細を解明するため、国際測地学協会が「国際緯度観測事業」
として、世界各地の北緯39度8分上の6か所に観測所を設置したのです。日本では1899年(明治32年)岩手県
水沢市(現奥州市)に文部省所轄研究所として「臨時緯度観測所」を発足させたのでした。初代所長は木村榮
(ひさし)でした。木村は東京帝国大学の星学科で天文学を学び、特に星を用いて緯度を決定する手法を身に
着けます。また大学を卒業後も大学院に進学し、震災予防調査会の下で田中館愛橘教授に学び地磁気測量に従事
します。また1895年には嘱託として『緯度変化観測方』となり観測を行っていました。

⇒ 緯度観測所と国立天文台 (PDF)

(大江昌嗣 記)

終了しました! ソユーズ宇宙船打ち上げ パブリック・ビューイング開催 »

大西卓也宇宙飛行士 国際宇宙ステーション(ISS)へ!!

ソユーズ宇宙船の打ち上げ映像をパブリック・ビューイング
します。

いっしょに、大西宇宙飛行士がISSに向けて旅立つ瞬間を
応援しよう!!

 

日 時: 7月 7日(木) (9:30開場・10:00開始)

場 所: 奥州宇宙遊学館 2階セミナー室

参加費: 無料(入館料は必要ありません)

☆当日は、大西宇宙飛行士への応援メッセージを参加した皆さんからお寄せいただき、JAXAへ報告いたします!

 

※打ち上げは天候などの要因により延期になる場合があります。


追記

ソユーズ宇宙船打ち上げパブリック・ビューイングの様子

2016.07.07.01

大西宇宙飛行士の出発を見守りました。

2016.07.07.03

大西宇宙飛行士への応援メッセージを書いた短冊を笹に結びつけました。

参加してくださったみなさん、ありがとうございました!