簡単に説明するとこうなります
新月の時に太陽・月・地球が一直線に並んだ時に月が太陽を隠す天文現象です。
疑問1.どうして毎月の新月の時に、日食にならないの?
真上から見ると太陽・月・地球が一直線に並んでいますが、真横から見ると一直線ではないのです。
月の軌道(月が地球の周りを回るときの通り道)が地球の軌道(地球が太陽の周りを回る時の通り道)に対して約5度傾いているので、毎月の新月の時に日食にならないのです。
疑問2.太陽と月って大きさ同じじゃないよね?どうして隠せるの??
実際は、太陽は月の400倍ぐらいの大きさです。
でも地球から見ると、太陽はとても遠くにあるから小さく見えるし、月は近くにあるから大きく
見えます。
地球から太陽までの距離は、地球から月までの距離の400倍くらいあります。
400倍大きくても、400倍遠い所にあるので大きさが同じに見えるのです。
日食は3種類あります
地球の軌道はチョットだけ楕円形なので、月に近い時と遠い時があります。月が近いと大きく
見えますし、遠いと小さく見えます。
まずは、月の大きさ(隠せる範囲)の違いによって2種類
皆既日食(かいきにっしょく) | :すっぽりと太陽を全部、隠してしまう日食。 |
金環日食(きんかんにっしょく) | :太陽を全部隠すことができなくて、月の周りに太陽の姿がリング状 に見える日食 |
そして3種類目が | |
部分日食(ぶぶんにっしょく) | :月が太陽を一部分だけ掠めるように隠す日食。ほんのちょっとだけ 隠す(欠ける)のも9割隠すのも、月が太陽の真ん中に来ない(本影 の部分でない)ためで、これらを全て部分日食と呼びます。 |
2016年3月9日に奥州市で観察出るのは部分日食です。
2016年3月9日の奥州市の部分日食の情報
時刻 | 欠ける割合 | |
食の始め | 10時24分52秒 | 0.000 |
食の最大 | 11時14分38秒 | 0.107 |
食の終わり | 12時04分36秒 | 0.000 |
(国立天文台暦計算室 日食各地予報のHPにて検索)